本文へスキップ
高千穂あまてらす鉄道総合研究所

About 研究所について

九州山地の真ん中から、
これからの地域を考える。

あまてつ総研は、宮崎県高千穂町を拠点に、地域や社会のこれからを考え、実践する研究所です。都市から地方を見るのではなく、土地の暮らしや文化、産業、自然に触れながら考える。人口減少、交通、観光、教育、産業、環境。それぞれを切り離さず、つながりの中から地域の未来を探っていきます。

Vision 研究所のめざす社会像

人と自然、ともに生きる
未来を考える。

山、川、虫、鳥、獣。私たちの暮らしも、その自然の営みの中にあります。この土地にあるものを壊さず、生類全体がともに生き続けられる環境を次の世代へつないでいきます。

地方から、知を発信する。

研究者だけでなく、地域で暮らす人、ものをつくる人、行政、企業、教育に携わる人。さまざまな知見を持ち寄り、調査、対談、インタビュー、論考などを通して、地方から多様な視点を発信していきます。このWebサイトも、地域や社会を考える「総合雑誌」のような場所へ育てていきます。

自立した頭脳として、
風土をつくり直す。

地域に暮らす人たち自身が考え、外からの知恵も交えながら未来をつくっていく。あまてつ総研は、そのための「自立した頭脳」として、調査し、考え、語り合い、実践していきます。

駅前から、
地域の生態系をつくる。

駅前を、人、仕事、文化、情報、自然が交わるひとつの「エコシステム」として捉える。ここから生まれる小さな動きを、町へ、地域へとつなげていきます。

山の中だからこそ、
見える未来がある。

地方には、ここでしか生まれない問いがあり、ここからしか見えない未来があります。九州山地の真ん中、高千穂から。土地に根を張りながら世界を見つめ、これからの地域を考え続けます。

代表理事 高山文彦

Message 代表理事挨拶

私たちはどこから来て、
いま、どこにいて、
これからどこへ行こうと
しているのだろうか。

こんな問いなんて、「ご冗談を」と軽く吹きとばされてしまいそうな世界。
私たちは「消滅可能性」どころか「消滅確実性」のサイクルから逃れられそうもない九州山地中央部を根拠地として、みずからの肌身にこの問いをめぐらせながら、望ましい「あした」を築こうとしています。
廃止された鉄道を部分的にではあれ再生させ、地域社会にとって不可欠な、成長可能なアイテムとして育ててきた経験は、「もうなにをやっても無理」といった諦観やニヒリズムからの脱却、そして新しい価値観や自我の構築をみずからに求めてきた実践運動でもありました。

目指すのは「風土」づくり。かつてあった麗しい風土は、もう戻ってはこない。新しい人が集い、新しい人が生まれ、新しい人がつくるのです。
消滅最終過程にあるこれからの10年を、私たちは「知と実践の領土」を耕しつつ耐え抜き、新しい人にバトンを渡したいと念願しています。
しかしながら、地域に暮らすひとりひとりに正しく思考する力が備わっていなければ、11年目は迎えられません。すなわちそれは「個」の充実であり、「生存から維持」へ、「維持から展開」へ、「展開から成長」へと移行するそれぞれの時期に、ぜひともなくてはならない「協働」というものの重要な基層となります。

事実を正確に見る勇気、そして未踏の「知」の発生・発見現場として、本ホームページを総合雑誌のように機能させたいと願っています。

一般社団法人高千穂あまてらす鉄道総合研究所 代表理事 高山文彦

講演録

ひらかれたガラパゴス

― 高千穂あまてらす鉄道の20年となつかしい未来へ ―

髙山文彦

作家
高千穂あまてらす鉄道株式会社 代表取締役社長
一般社団法人高千穂あまてらす鉄道総合研究所 代表理事

於:早稲田大学大学院文学研究科
文化人類学コース演習
2026 年 5 月 13 日(水)

高千穂の山あいと鉄橋の風景

Photo/加藤晴一